
2020年1月21日(火)稲城市内のいな暮らしさんにて、
「多様な学び・居場所Cafe」が行われました。
「多様な学びプロジェクト」は、
”街全体が学びの場” をモットーに、
学校以外で育つ子どもたちが、
いつでもどこでも「知りたい!」を
選択できる新しい街づくりや、
家以外で気軽に立ち寄れる場所づくりの取り組み。
この居場所は「とまり木」と名付けられており、
いな暮らしさんもそのひとつとして登録されています。

(いきさつはこちらの記事をご覧ください。)
この日はまず、自分のなかにある、
好きなこと、考えていることなどを手書きのシートに書いて、
それを元に話したいことだけを自己紹介として話し、
そこから吹いた風に乗って動きだすような流れ。

「多様な学びプロジェクトってどんな活動?」
「学校の外でどんなふうに学んでいるの?」
「参加しようと思ったきっかけは?」
自分の経験や、子どもと学校との間に起きた出来事、
疑問に感じていることなどを語り合ううち、
この場の対象とする人、目指す先への質問もありました。

そんな質問に、下津さんは答えます。
「誰が来てもいいし、何がはじまってもいい」
言葉そのものを記録していないので、
そのままの台詞ではなかったかもしれませんが、
下津さんのやさしくも希望に満ちたエネルギー溢れる声に、
そんなひらかれた思いを感じました。

わたしは、その存在を表現するのに
「カフェ」のようなひとつの在り方で表現しようとすると
違和感を感じてしまうものに惹かれます。
外から見ると、どこかふわっとしてて
つかみどころがなく、ちょっと不思議。
でも、内側に入って見ると、
ひとつのゆるぎない根っこのような安心感がある。
「いな暮らし」さんはわたしにとってそんな場所です。
そしてこの「多様な学びプロジェクト」にも同じものを感じています。

その感覚をたよりに、この2つの場をつなげたい
と思い、去年の出会いに結びついたのですが、
こうして形にしてくださったことに
感謝の思いでいっぱいになりました。

下津さんは、「こちゃっこい」という学校外で
学ぶ子どもたちが集う居場所を運営されています。
公式facebookの情報欄のメッセージもすてきです。
「とまり木」、「こちゃっこい」、
そして次回の「多様な学び・居場所Cafe」、
心が響いた瞬間があれば、ぜひ行ってみてくださいね。