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とらないための子ども写真の撮り方:4日目(午後)

前回は、親バカフィルターの原因と、それを乗り越える必要性について書きました。

ちょっとせつない現実を受け止めたら次のステップ。

今回は、距離感を意識して写真を垢抜けさせる、具体的な表現方法を書いていきます!

もくじ

トリミング(一部切り取り)前提で撮る

さて、前回までのポイントを軽くおさらいしてみましょう。

  • 親の目には強力な「親バカフィルター」がかかっている
  • スマホカメラの広角レンズは主観を描く「距離感」を強調する
  • 親バカフィルターとは、子どもとの客観的な自然な距離感が麻痺した状態のこと
  • 広角レンズは、近すぎる距離感を強調してしまう→垢抜けない写真になる
  • 親バカフィルターから自由になるには、親の目線から一歩下がって距離を取る必要がある
  • 親バカフィルターはしあわせの証でもある

つまり、写真を撮るときは、気持ちに前のめりになりすぎず、子どもから適度に離れましょう!

ってことですね。

適度に離れることで、写真が距離感が強調されなくなり、客観的に自然な見え方に近づきます。

近づいちゃ、ダメなの…??

「でもそうすると、子ども、小さくなっちゃうんですけど…」

おっしゃる通り!

でもご心配なく。

小さくなった分、見せたい部分だけ写真を切り取る=トリミングすればいいのです。

広角レンズの四隅は使うな

広角レンズは、近くにあるものを大きく、遠くのものを小さくと、距離感を強調させるだけでなく、写真の四隅が歪みます。この歪みがまた望まぬ「不自然さ」につながってしまうことがあります。

でも広角レンズを使っていても、中央の一部を切り取って使うなら、標準レンズや望遠レンズで撮るのと同じこと。

れれば歪みません

実際の写真で比べてきましょう。

下の4枚は、同じスマホで撮って、画面上で同じくらいのサイズになるようにトリミングした写真です。

ほぼ左右切っただけの、撮りたい大きさで画面に映るまで近づいて撮ったもの。
少し下がってトリミングしたよ。
もういっちょ下がってトリミング♪
そろそろこんなもんかな…?
どう?歪んでる?

ちなみに、一番近くで撮ったものと、遠くから撮ったものの下写真を並べるとこんな感じです。

いかがでしょうか?

思ったより離れてる、思ったより見え方が違ったのではないでしょうか?

子ども写真で実践してみよう

この歪み具合は、写る人と撮る人の距離感を、見る人にじんわりと伝えます。親子の生々しい距離感が、垢抜けなさとして伝わると言う話は前回しました。

ということは、親子的ではない、他人の距離まで、カメラが離れてしまえばいいのです…!

この写真は、親子の自然な距離(大体50センチ~1メートル程度)より1メートル以上離れた、全身が写る距離から撮影した写真をトリミングしたものです。

こちらは、親の自然な立ち位置のまま撮影したものです。

いかがでしょうか?

こちらの方が「生活感」や「プライベート感」がありますよね?

ゆっか

上の写真とほぼ同じタイミングで撮ってるのに、こっちはカーディガンの下のはみ出たカットソーの生活感がじわじわくる…!

生っぽさが魅力になる写真もあります。

どちらかだけが「正解」ではありませんが、知らない人と分かち合う、垢抜けた写真として見せたい場合は、この違いを意識して撮影してみてください。

あたらしい魅力と出会うチャンス

子どもとの距離を自分のしっくりくる状態からちょっと離れ

これ、最初は心理的な抵抗を感じると思います。

面倒で、ちょっと不安がよぎったり、どこか心が重たい感じ。

この「撮影位置を変える(動く)」というのは、写真をレベルアップするには必須なのですが、意識しないと難しく、意外とエネルギーもいります。

「ここから動くの?ちょっとめんどいんですけど…」

ですよね。わたしも面倒だもん(笑)。

でも、ちょっと今ならできるかな?と心に余裕ができるときも、これからあるかと思います。

なので、そんなチャンスがあったら、ぜひ一度やってみてください。

移動した先で、必ずあたらしい魅力が見えてくることを、わたしが保証します…!

どうでしょう?

親としての距離からでは、見えなかった魅力。それに出会えると思うとちょっとワクワクしませんか?

子どもが小さいと、写真にちょうどいい距離まで離れるとちょっとヒヤヒヤするな…ということもあります。危険を感じるような場所では、その感覚に従ってください安全第一!

いっそ、もっと近づいてみない…?

今回、生々しさを避けるために近い距離感を感じさせない撮り方を「正解の中のひとつ」として紹介しました。

でも、これは子どもが主役の写真では、常に離れて撮るのが正解、という意味ではありません。

生活感を出さない、親の気配を感じさせないというポリシーを使いつつ、広角レンズの歪みを活かして撮る方法もあります。

たとえばいっそ、親としても近すぎるほどの距離で撮ってみてはいかがでしょうか?

手元のてんとう虫にピントを合わせると、手以外ボケる。
顔がボケるので、距離感の圧は弱くなる。

ポイントは、強調された遠近の、「遠」の方に、子どもの顔を持ってくること。

スマホのカメラって、けっこう近くまでピントが合わせられるんです。

試したことない方は、ぜひ一度、どれほど近くまでならピントが合うのか、ぜひ試してみてください。

ピントは手前にあればあるほど奥がボケるので、すごーく手前にピントを合わせると、ボケを活かした写真がわりとカンタンに撮れます。

シロツメクサのなかにあった、なぜかピンクの花が主役です。

あとは、顔を一部隠したり、より目を引くポイントを入れるのもいいですね!

垢抜けなさを払拭するには、何も離れるだけが方法じゃない。

要は、親子を感じさせる距離感の範囲を超えて近づき、子ども以外の主役になるものを入れればいいのです。

ゆっか

子どもが小さいうちは、離れるよりこっちの方が、ラクで安心かも…!

親子の自然な距離感が変わるときのために

親バカフィルターで見えなくなってしまった、自然な距離感。

この自分のちょうどいい、から一歩下がる姿勢。

これを意識できるようになることって、いつか役に立つんじゃないかな、と少しだけ思っています。

というのは、子ども自身が自然に感じる親との距離感。

これ、ちいさいうちは親と一緒か子どもの方が近いけど、いつかは子どもの方が、親である自分が思うより離れた距離を自然に感じる日が来るからです。

ミンカサンプル画像

ちょっとせつないですが、子どもはいつか巣立っていくもの。

そう思うと、親バカな距離感を子どもと分かち合えている時代って、長い親子付き合いのなかでも稀有で、とてもしあわせな時間、とも言えるのではないでしょうか?

今回、ちょっとしんどい表現が多かったですね。

意識してできるようになるまで、ちょっと時間がかるかもしれませんが、これを乗り越えて手に入れた距離感コントロール力は、親子ライフに末長くいい影響を与えてくれると信じています。

ゆっか

おつきあいいただき、おつかりがとう(おつかれ&ありがとう)ございました!

さて、次回は、垢抜けなさをリセットするもうひとつの視点について書きます。

お楽しみに(してください、お願いします…)!

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