とらないための子ども写真の撮り方:10日目

前回までで子ども写真の基本的なポイントは一区切り。

今回は、雨の季節にちなんで、水を生かした写真の絵作りについてご紹介します。

夏は水の魅力を最大限に活かした撮影のチャンスがいっぱい!

ぜひ最後までおつきあいのほど、お願いいたします。

もくじ

雨粒のついたガラスは最高の小道具

夕立や台風で、窓まで雨が吹き付ける日も多い夏。

雨の日は、おうち遊びを写真に撮るにも部屋は暗く、ほとんど自然光が使えないので、印象的な写真を撮りにくい、難易度高めのお天気です。

でも、窓ガラスの水滴は、スーパーフォトジェニック!

「雨、すごいね!」と、手あと(場合によっては口あとも 笑)べったりで外を覗き込む姿、あとの掃除が面倒でショックしかないですが、

その瞬間を写真に残せば、ちょっとはショックが相殺されるかもしれません。

ゆっか

ちょっとですがね… 笑

ちなみに、部屋から外に向かって撮る場合は、少しローアングルから撮って、明るく抜けるポイント(上の写真の場合、右上)を作ると、画面が決まりやすいので、お試しあれ。

水しぶき撮るなら、日向一択!!

確実に水を玉で写すには、日向が必須条件です!泳げなくても、水飛沫で泳げてる感(笑)

梅雨明けして、水遊び解禁の季節になったら、ぜひ活用したいのが水しぶき。

水が玉になってはじけると、夏の最強の小道具になります。

ポイントは、水しぶきに光ががっつり当たる日向で撮ること。

光と向かい合って撮る「逆光」もいいですが、カメラと同じ向きから光が当たる方が、夏の水しぶきに関しては、成功率が上がるのでオススメです。

ポイントは、仕上げに画像調整で、全体を明るめにして、コントラストを上げることと、すこーし色のバランスをブルー寄りにすること。

ゆっか

8日目のホワイトバランスの使い方をぜひお試しください…!

真正面からの光で写真を撮ることは、NG例として紹介されがちですが、空は青く緑は濃くと、色も鮮やかに写る、夏らしさを見せるのにはぴったりな光の向き。ぜひ積極的に活用しましょう!

こども×水はイメージ重視で仕上げる

夏の水辺は美しいだけでなく、危険もいっぱい。

写真に残したいシーンも多いですが、常に写真のことまで考えてしまうと、脳のリソースが無駄に使われ、頭が疲れ過ぎてしまいます。

「こどもを溺れさせない」&「カメラ(スマホ)を濡らさない」という使命(?)を背負っている親として、同時に写真を撮るのは、それ自体がかなりの難題。

というわけで、水との写真では、はじめっからイメージ重視で撮る、顔は無視!と決めると気が楽です。

顔が写っている写真は、あとで余裕があるときに、記念写真を撮れば良いのです。ていうか、顔の写っている写真は、内輪でしか公開しないのですから、誰だかわかれば横向いてようが、目を瞑っていようが、それでOKと思います。

子ども(たち)の安全を確保しながら、子どもの表情も、水のしぶきの演出もバッチリな写真も撮るとか、無理ですから~!!

ゆっか

さっさと写真撮って、自分も楽しまなきゃね!

じいじとのツーショット。安全を任せられる相手がいるときは、シャッターチャンス!

夕立の後の公園が美しすぎる件

さあ公園に行くぞ!と思ったら雨。あるいは着いたと思ったら雨でUターン。

そんなこともある夏の外遊び。

ゆっか

さらに帰り道、寝ちゃっておぶって雨とか、地獄を見ることもあるよね…

どうせ昼間は暑いので、いっそ、夕食先に作って、夕立が上がってから、公園に行くのはいかがでしょう?

というのは夕立あとの公園って、めっちゃ写真映えするのです。

できたての水たまり、そこに突き刺す、夏の傾きかけた陽の光。

そこに果敢に突っ込んで泥にまみれる子ども!!!

太陽が水に反射する角度から撮ると最強に美しくて、この先の大変さを完全に忘れられます!!!

(忘れていいのかはわかりませんが…。)

どうせあとはお風呂だもの…!それゆけ泥遊び!

写真の段階では手だけで済んでいますが、そこで終わるはずがないことはご想像の通り(笑)。

でも、この光景は、まちがいなく最高の瞬間。美しい世界に包まれながら、子どもと過ごす道を選んでよかった、と人生の豊かさを噛み締められます。

あ、書き忘れました。夕食だけでなく、お風呂の支度もお忘れなく。

怒涛の夏、サクッとビビッドに残して走り抜けよう

母親にとっては何歳になっても、暑くて熱い、濃厚すぎる季節の夏。

本当に大変な季節ですが、第二の青春と思って、アツく駆け抜けて行けたらと思っています。

ゆっか

もっとアツくなれよ…(気温以外)!

次回のテーマは、カメラ目線で笑顔の写真を撮る方法

禁じ手から奥の手までご紹介します…!ぜひ引き続きお付き合いくださいませ。

※この記事は、2021年6月にnoteに書いた内容を加筆修正したものです。

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